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本堂
 ■大山寺縁起
「虫封じ高根山」として広く信仰されている当山は、弘仁元年(八一〇)弘法大師の開創と伝えられ、御本尊は大日如来(金剛界)です。住古は符貴山金剛王院妙法寺[ふきざんこんごうおういんみょうほうじ]と称されました。長禄元年(一四五七)に宥阿上人が大山城主義成公祈願所として中興し、高根山閑心院大山寺としました。
 江戸時代には徳川将軍より代々御朱印地十石を拝領して末寺二十余箇寺を所有しました。
 昭和の末期となり、本堂の老朽破損が甚だしくなったので、弘法大師御遠忌壱千百五十年記念事業として新築したのです。本堂竣工に次いで婆王尊改修、光明殿新築、回廊工事、境内設備等の諸事業が、次々と実施されて、従来の伽藍の面目は一新されました。
 寺宝としては、大日如来、弘法大師御真筆の乾闥婆王尊画、[けんだつばおうそんが]千手観音、不動明王、御朱印状、大山義勝載書、縁起古文書等があります。境内は広く、けやき、いちょう、かや、もみじ、ひば等の古木が繁茂し、さくら、つつじ、あじさい、つばき、ぼたん、さんしゅゆ、れんぎょう等や四季折々の花等も咲き乱れ、花の寺として親しまれています。
 関東八十八ヶ所霊場第三十一番札所に認定されています。ご詠歌「ひのもとにその名も高根大山寺いくちよまでも子宝の守護」
御本尊大日如来
■本堂
 荘厳・雄大なる本堂は、間口十間、奥行八間、向拝十坪の入母屋造りの木造平屋建で、屋根は軒深く銅板葺です。内陣は、金色燦然たる仏具で飾られ奥深く、御本尊大日如来(金剛界)が祀られてあります。さらに本堂奥には、位牌堂が設置されてあります。
 昭和六十二年工事に着手以来、約五箇年の星霜を経て、平成二年四月一日に落慶入仏式が行われました。
乾闥婆王尊堂
■乾闥婆王尊堂の縁起
 建立は古く、近くは平成二年に大改修されました。木造平屋銅板葺の風格と気品に満ちた見事な建物です。
 この堂内に安置されてある乾闥婆王尊画[けんだつばおうそんが]は、弘法大師の御真筆といわれ、虫封じ(切)・子授け・安産・知恵授け・厄除け等に霊験あらたかであると言われ、広く信仰されています。
 十五代将軍徳川慶喜も幼時虫封じ御祈祷をなされた由です。堂内には不動明王(二体)と千手観音像もお祀りしてあります。
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